幼児期に大切な2つのこと

幼児期のリトミック

「リトミック」音楽教育法の一つです。

 

日本では「乳幼児の習い事」として親しまれていますが、

大人でも学びに終わりのない深いメソッドです。

 

 

 

小さい年齡でしか養われない音感リズム感、

臨界期が関係しています。

 

ただ単に音符を読んだり、聴いて動くだけではなく

「感じて反応する」

「感じて動く」

 

その感じる

||

聴く・身体全体で表現する

 

子どもは直結しています。

 

 

より、本能的ということです。

 

年齢的な発達にも関係が有ります。

 

 

5歳くらいになると知識も増え、

感覚的にではなく(感覚期)、思考が働き出します。

 

 

3歳までに脳の刺激、5歳までに良い刺激を

3歳までに大人の脳の80%は完成されます。

また、神経経路なども良い環境、良い刺激によってどんどん成長します。

 

「だんだん身長が伸びる」

と言うように、だんだん成長していくのだろうな

というイメージとは

 

違う成長段階が人間にはあります。

 

3歳までに

親からの愛情をきちんと確かめ、自己肯定感の土台をつくる

五感を通しての経験を親子で沢山経験すると、

 

あらゆる分野への興味の土台と

人としての「表現力」を養えます。

 

 

音感、リズム感、手先の技術の取得、語学、

スポーツ、組み合わせ、分別、名称、ルール、

発想、発揮、集中、把握、おもいやり、順番、

リーダーシップ・・・・・

 

子どもの力の可能性は無限大です。

 

 

リトミックは無限大

子どもの力を伸ばすには「リトミック」が最適。

 

本能的に心地よい「音楽」があるから。

 

自然に集中。

多彩なので飽きない。

 

規則性を発見、

全体像の把握、

変化の把握、

 

「音楽の中で」気がついたことは

 

他の場面でも

「出来る」になるのです。

 

 

 

からだ全体で表現する子ども

「からだ」全体で動くこどもは、だんだん細かい動きができるようになります。

 

からだ全体で思いっきり動き、

楽しい・出来た・もっと・一緒で嬉しい

 

 

 

そんな経験が繰り返し出来た子どもたちは

心が満たされます。

 

心が満たされると

情緒が安定

 

 

もっと興味も広がります。

 

 

さらに満たされると

自分はコレが好き

コレが出来たと言う自信に繋がります。

 

自己肯定感の土台

幼児期にとっても大切な2つのこと

 

  1. 親からの愛情
  2. 自己肯定感

 

私はこの2つだと思っています。

 

親子関係

現代社会において、生活が多様化する中で

親子関係、生活習慣も多様化しています。

 

親がどの様に「子ども」と接して

  • 親から子の愛情をしっかり伝える
  • 子どもが自己肯定感を持てるようにするか

 

充分に考えたり、知識を得て行動して行く必要性を強く感じます。

 

 

子どもは楽しいことしか取り組まない?!?

幼児の特質

子どもは楽しいことしか取り組みません。

 

成長過程での特質で、

全てが「あそび」だと思っているからです。

 

靴をはく

食事をする

お片づけをする

など

大人から見ると

すぐふざける~

と感じる場面・・・

 

 

子どもはあそびながら学んでいます。

 

 

つまり、

「楽しいこと」には集中する

ということ。

 

 

年齢に合わせた楽しいこと

 

そして、オススメなのが、

「年齢や発達に合わせたこと」のちょっと先のできること

を環境として与えると成長が伸びます。

 

この様に「楽しいこと」しか取り組まない「幼児の成長」にぴったりなのが

「音楽」なのです。

 

 

「音楽」は本能的に大人でも誰もが心地よいと感じます。

 

カフェや歯科などで 心地よい音楽がかかっていますよね。

 

 

 

そして、音楽は多彩です。

(色々な音楽があるということ)

 

 

聴覚に優れている幼児は

多彩な音楽を聴き分ける能力を持っています。

 

 

 

そして、細かいことよりも身体全体で動くことを好みます。

これも発達上の特質。

 

 

テレビやショッピングモールで流れてくる音楽に乗って体を動かすのも

この特質のためです。

 

 

1歳だからこれしかできない

2歳だからこれしかできない

ではなく、

 

 

 

聴覚に優れた

赤ちゃんの年齢から「音楽」を聴き分けられるのですから、

 

その特徴を生かすと

 

1歳だからこれができる

2歳だからこれができる

となります。

 

 

「まだ早いので~」

というお母さんの知識は全く「勿体無いお話」で・・・

 

 

早い時期こそ、「音楽経験をするべき」なのです。

 

 

そして、そこに

子どもの一番大好きなお母さんが一緒にいれば

相乗効果も抜群です。

幼児の英語教室、体操教室、水泳教室に行っても

「音楽」がかかっていますよね。

 

お母さんと子どもの関係

人間の母子の関係

人間の赤ちゃんは「生理的早産」と言って

生まれてから一人では生きられません。

 

(馬の出産シーンなどあるように、生まれてからすぐに自力で生きていく動物もあります)

 

 

つまり、母と子はそもそも強い絆を持って生まれてきています。

 

 

生まれる前から聴いていたお母さんの「声」

お母さんを見つけ安心します。

 

子どもの「聴力」は優れています。

 

 

視力はそうでも無いのです。

 

子どもはお家の中で「声」で判断しています。

 

生まれてからお母さんと家の中で過ごす中で、

ほとんどの情報をお母さんから吸収し、学習しています。

 

 

泣いてもお母さんがすぐに来なければ大きな声で泣いたりするのです。

 

 

なので、お母さんは赤ちゃんが分かっていないだろうと思わずに、

たくさん語りかけると良いです。

 

 

「今、ミルク作ってるよ~」

「もうすぐパパが帰ってくるよ~」

「ママもご飯食べるね」

など。

 

 

 

聴こえているからです。

 

子どもは、

 

お母さんが自分に語りかけている

ニュアンス、声色で判断し、

心が安定します。

 

 

 

一方、

赤ちゃんが何もわからないだろうと、

お母さんが何も語りかけないと、

 

 

赤ちゃんも不安になり、

オギャオギャ~とどんどん大声になります。

 

 

生まれてからご家庭で過ごし、

リトミックのレッスンやベビーのレッスンにやっと親子でお出かけできる!

と思って

頑張って張り切って来たママの中でも、

 

 

「どうしよう」「うちの子大丈夫かな」

と不安が大きいママからは

その不安オーラ、子どもはすぐに察知します。

 

 

いつもママを見ているから

ママのことをよく知っているから。

 

 

特に抱っこしている場合、接着面が大きので

ママの心音のドキドキの変化で

子どももドキドキするのです。

「人見知り」もほとんどがこのパターンです。

 

 

 

お母さんが子どもに与える影響が大きいということです。

お母さんの愛情を確かに感じ、

子どもの心・情緒が安定すると、

子どもは興味を広げて生きます。

 

 

 

愛情が満たされないと、愛情が欲しくてなりません。

 

 

まずは親子関係をしっかり保つことが最優先です。

 

 

愛情をしっかり示す。

たくさん語りかける。

目を見てたくさんの表情が良いでしょう。

子どもの脳は3歳までに80%完成される!

子どもの脳の発達は早い

 

だんだんと育っていくイメージのある子ども。

 

 

身体はだんだん大きくなりますが、

実は成長は部分によってスピードは違ってきます。

 

 

例えば、運度神経がぐ~んと伸びるのは年長さん頃。

 

3歳くらいでサッカーを始めてもサッカーになってない!

みたいなことってありますよね。

 

 

一方で、

「脳」は3歳までに大人の80%つくられます。

 

 

神経系も同じで、乳幼児期にぐ~んと急カーブ。

 

乳幼児期に「脳」を刺激すると脳神経の組織が刺激され、

脳の回転が良くなる仕組みづくりが形成されるのです。

 

 

つまり、3歳までにどんな良い刺激を受けたかで

その子の「脳」が決まってくるのです。

 

 

  • 子どもの発達の過程について(3歳までの刺激)

脳の発達(スキャモンの成長曲線)

 

紫の線の「神経が脳」など が急激に成長します。

 

 

脳育ては3・7・10歳の節目ごとに変わります。

 

「考える脳」につながる育脳ポイントを各年齢でみていきましょう。

 

・0~3歳「脳の本能を育てる」

脳細胞がどんどん増え続ける3歳までの脳は、

まだ未熟で未完成です。

 

 

この時期にいくら英才教育をしても「考える脳」は育ちません。

 

 

大切なのは「知りたい」「自分でやりたい」「仲間でありたい」といった脳に備わっている

 

本能を生かしながら、

お母さんとの気持ちのこもった楽しい対話を通じて

 

「こころが伝わる脳」を育んでいくことです。

「感覚期」と言われます。

 

この頃に「楽しい」と感じる良い刺激がたくさんあると、

子どもの心がぐんぐん育ちます。

 

そして、大切なのは「愛情」

  • この時期に、特に親からの「愛情」を確かに感じられることがとても重要です。

「会話」だけではなく、スキンシップや遊びなども良いでしょう。

 

  • 五感を通しての遊び、脳が反応する遊び、親と一緒に楽しんだ記憶が刻まれます。
  • 「音感」にも敏感で吸収力も良いこの時期には「音楽」と一緒に触れ合ったり、言葉遊びをすると良いです。楽しさが倍増して心が満たされます。
  • 絵本で色々な世界を疑似体験すること、想像力、言葉、社会への繋がり、読んでくれた絆など様々な効果が有ります。

 

  • 1歳~2歳は言語の習得が著しいです。

子どもと音楽を楽しみ伸ばせるリトミック!


リトミックって良いって聴くけど・・・

ピアノが脳に良いと最近良く聴くけど、小さい子どもにはまだなのでは?

 

なんとなく音楽が幼児期に良いと分かっているけど、

どう取り入れたら良いか 分からなかった方におススメの書籍が出版されました!

 

誰もが知っている人気のこどもソングを38曲掲載した書籍、

「らくらく指導 たのしいリトミック&リズムあそび」

を シンコーミュージック から出版しました。

ご購入はAmazonからできます。

 

かわいいイラストと簡単な楽譜、解説が載っているので、

直ぐに実践出来、楽しめます。

 

子どもについてのミニコラム等も載っています。

 

今なら動画の特典付きです!

8月18日に発売。

 

一時売り切れ!店頭も売り切れ続出!

 

 

「子ども」は楽しいことしかしません。

「楽しいこと」が大好き!

 

まず、そこから第一歩なのです。

 

「好きなことを見つけてあげましょう」

と良く有るのも、

 

好きなことには「集中」する、「夢中になる」から。

子どもって、飽きっぽい、言う事をきかない、想い通りにならない

 

と思っている所もあるかもしれませんが、

 

「子どもの特質」を知れば、

 

全くの逆。

 

ぐんぐん伸びていくのが分かります。

まずは「動画」を観てみて下さい。

 

自然に身体が動いたり、真似したり、

手をパチパチしたりすると思います。

 

お母さんもいっしょにやってみましょう。

 

「楽しいね」「嬉しいね」「出来たね」「凄いね」

「面白いね」など、

その時、感じたことを 伝えてあげて下さい。

 

 

動画プレゼントはこちらからどうぞ。

 

わらべうたが良い訳

千葉市若葉区 子どもの才能が開花するリトミック

加山佳美です。

 

親子リトミックや幼児のリトミックの導入では
「わらべうた」を使用しています。

 

わらべうたは 何と言っても、
言葉の響き・簡単なので親しみやすい
というところがポイントだと思います。

 

 

友人のこどもがある日、保育園で覚えて来たらしく、
「さよなら あんころもち また来てきな粉~~」

と楽しそうに手を取って遊んでくれました。

 

 

*脳に良い、
*母国語の響きが良い

など

たくさん研究結果が発表され、見直されています。

 

わらべうたが子どもを救う―教育の原点は「言葉みがき」-大島-清

講演を聞いたことが有ります。

 

 

保育関連の勉強の際にも興味が沸いていたりしていました。

「伝承歌」ということも有り、昔はおばあちゃんが歌い継いでいたもの。

 

 

コツコツと研究を重ね、レッスンには 分かりやすいものを取り入れています。

わらべうた・かのん「まめっちょ」
一段譜(楽譜と歌詞)が載っています。

 

 

なにしてあそぶ わらべうた

こちらの2冊は楽譜と一般的な遊び方が載っていますhappa


このまま活動出来るかどうかは、年齢や人数によりますよね。
イラストが分かり易いです。

 

親子リトミックや年齢により、成長過程にそった身体の発達に

合わせて活動することが大切です。

 

・ビートに合わせて 膝を動かす →終止で ボトン。

 

 

ビート(拍)に合わせてタッチなどです。

 

 

レッスンの導入では、

子どももお母さんと一緒にスムーズにウォーミングアップ出来ます。

お母さんとの触れ合い遊びとしても最適

 

お母さんの心音を聴きながら、お母さんと触れ合いながら楽しめるので安心なのです。

 

言葉のリズムと音楽の一致

言葉のリズムと動きの一致が面白いのです。

 

「いない いない ばぁ」が分かりやすいです。

 

これを、なんのニュアンスを付けないで言っても面白く有りません。

 

「いない いない ばぁ」は声のニュアンスと

「ばぁ」の後の表情の変化が面白いのです。

 

 

 

 

イメージが湧き、分かりやすい書籍がこちら。


小さい頃 こんな絵本を見て過ごした様な気がします。

      

遊び方や楽譜も載っています。

わらべうた手合わせ遊び子守うた

他にも少しでも参考になる書生や本は、次に欲しくなる時に無いと後悔するので

積極的に手に入れています。

     

こちらはカリキュラム的なことも載っています。

自分でスケッチブックに描いて導入に使ってみたりしました。


「ここはとうちゃん にんどころ」です。

教材研究や知識を増やす、刺激を受ける、
ということは
ピアノの面でもそうですが「常に」です。

 

 

2017年8月初旬に 出版になる 私が執筆させて頂いた書籍の中にも

わらべうたを少しだけ掲載しました。

お楽しみに!

 

私が【わらべうた】を選ぶ理由

*短くて覚えやすい

*言葉の響きが子どもの脳に良い

*小さい年齢の子どもには母国語の響きが安心する

*大好きなお母さんの声が情緒安定に良い

*お母さんが気軽に歌える

*お母さんと子どもが触れ合いながら簡単に音楽を取り入れられる

*わらべうたで気軽に生活の中に音楽が浸透し、親子に笑顔が溢れる

就学前までに〇〇を満タンに!

千葉市若葉区

子どもの才能が開花するリトミック 加山佳美です。

 

私は音楽教室でピアノとリトミックを指導しています。

6ヶ月の赤ちゃんからのリトミックを開講しています。

 

週1回、指導するだけではどうしても補えないのです。

「ご家庭で」どのように過ごしているのか?

 

主に、

「お母さん」はどうサポートされているのかが重要になって来ます。

 

そして、

サポートの仕方ももちろんですが、

 

「親と子」の関係、「親子関係の築き方」が重要です。

人間の子どもは生まれてから1年はお母さんが居ないと生きて行けません。

そもそも、母子の関係は強く、結ばれているはずなのです。

 

立ち上がったときの喜び、

歩き始めた時の喜び、

やがて

自我や個性が芽生え、

「自分でやると言い出す」「子どもだましがきかない」

「時間がかかる」=「時間が無い」

 

色々な成長期をどのように捉えているでしょうか?

 

 

その子自身を見つめた時、イライラしなくなりますよ。

 

「子ども」が「自立」し始めても、まだまだ「お母さん」の元へかえって来ます。

 

公園で遊んでいて、今までは「一緒」じゃ無きゃダメだった子が

「一人で」遊び出した。

 

でも、振り返ってお母さんを見ます。

「大丈夫かな?」「行っていい?」

 

他の場面でも一緒です。

 

リトミックの活動でも一人で表現したい。

「良い?」と振り返ります。

 

 

その際に、必ず「目と目が合って、OKサイン」を送ってください。

いわゆる「アイコンタクト」です。

 

思いっきり「一人で」出来て、お母さんの元に帰って来たときは

出来たことに対して喜びましょう。お母さんの気持ちを表しましょう。

 

この繰返しで「子どもの愛情のバケツ」は少しずつ満たされていきます。

 

さらに子どもが成長して、「一人」での活動も増えた時、

 

お母さんは油断しないで下さい!

 

完全な自立では有りません。

 

 

子どもがいつ振り返っても

お母さんは目と目でしっかりOKサイン、

あるいはしっかりぎゅーっとハグする時も有っても良いでしょう。

 

 

もし

そのサインが出来なかったら・・・・・!!!!

 

 

一生懸命に頑張った所にお母さんが居たのに「見ていなかった」

頑張ったのにお母さんは嬉しくないの?

 

 

子どもはその一瞬で「自分は愛されていないんだ」

お母さんは自分んこと「好きじゃないんだ」

誤解していきます。

 

 

今まで溜まって来た 愛情のバケツが一気に減ってしまいます。

 

これが俗にいう「赤ちゃん返り」です。

 

 

もし、これがちょうど3歳、幼稚園に上がる頃などでしたら、

元に戻るのは 倍以上の時間がかかります。

 

 

必ず原因があります。

 

*もうお兄ちゃんでしょ!

*もうすぐ3歳なんだからしっかりしなさい!

*幼稚園に行くんでしょ!

 

などと脅迫めいたことは逆効果です。

 

 

幼稚園・保育園に入ってからも、私は学校に入る前までは

 

たっぷりのスキンシップ、愛情をお母さんがしっかり表現する。

子どもが愛されている自覚をしっかり持てる様にする。

 

推奨しています。

 

これが「自己肯定感」です。

 

もちろん、社会性や協調性、ルールも理解し、育っていますので、

お外ではこうだよということも教えながらになります。

 

 

子どもが親に愛されて育つ「自己肯定感」。

 

 

大人は当たり前と思ってることが子どもからは全く違います。

 

子どもや赤ちゃんが、お母さんが目の前から居なくなって

大泣きするのは

「お母さんが自分から居なくなってしまった」と思っています。

 

言葉が分からない年齢の子どもにも説明しましょう。

言葉が分かって来た年齢の子にはもちろん、詳しく説明して上げて下さい。

 

親からの愛情をたっぷり確認し、

「自己肯定感」がしっかり育まれた子は「自信」と「勇気」を持って

何ごとにも取り組むことが出来ます。

 

人としてのベースになります。

 

赤ちゃんの頃だけでは無く、

就学前までは必須で

子どもの持っている「愛情」のバケツを満タンにしてあげて下さい。