人間の母子の関係
人間の赤ちゃんは「生理的早産」と言って
生まれてから一人では生きられません。
(馬の出産シーンなどあるように、生まれてからすぐに自力で生きていく動物もあります)
つまり、母と子はそもそも強い絆を持って生まれてきています。
生まれる前から聴いていたお母さんの「声」で
お母さんを見つけ安心します。
子どもの「聴力」は優れています。
視力はそうでも無いのです。
子どもはお家の中で「声」で判断しています。
生まれてからお母さんと家の中で過ごす中で、
ほとんどの情報をお母さんから吸収し、学習しています。
泣いてもお母さんがすぐに来なければ大きな声で泣いたりするのです。
なので、お母さんは赤ちゃんが分かっていないだろうと思わずに、
たくさん語りかけると良いです。
「今、ミルク作ってるよ~」
「もうすぐパパが帰ってくるよ~」
「ママもご飯食べるね」
など。
聴こえているからです。
子どもは、
お母さんが自分に語りかけている
ニュアンス、声色で判断し、
心が安定します。
一方、
赤ちゃんが何もわからないだろうと、
お母さんが何も語りかけないと、
赤ちゃんも不安になり、
オギャオギャ~とどんどん大声になります。
生まれてからご家庭で過ごし、
リトミックのレッスンやベビーのレッスンにやっと親子でお出かけできる!
と思って
頑張って張り切って来たママの中でも、
「どうしよう」「うちの子大丈夫かな」
と不安が大きいママからは
その不安オーラ、子どもはすぐに察知します。
いつもママを見ているから
ママのことをよく知っているから。
特に抱っこしている場合、接着面が大きので
ママの心音のドキドキの変化で
子どももドキドキするのです。
「人見知り」もほとんどがこのパターンです。
お母さんが子どもに与える影響が大きいということです。
お母さんの愛情を確かに感じ、
子どもの心・情緒が安定すると、
子どもは興味を広げて生きます。
愛情が満たされないと、愛情が欲しくてなりません。
まずは親子関係をしっかり保つことが最優先です。
愛情をしっかり示す。
たくさん語りかける。
目を見てたくさんの表情が良いでしょう。